追分馬子唄道中は毎年7月の第4日曜日に開催する軽井沢町最大級の夏祭りです。
軽井沢町最大級の夏祭りです
見どころは江戸時代の装束に身につけて当時の中山道の往来を再現した馬子唄道中。
馬を引くのは追分節保存会。伝統芸能を継承しています。
もちろん、追分馬子唄を唄いながら、往復約1.6kmの追分宿を練り歩きます。
馬を引くのは追分節保存会。伝統芸能を継承しています。
もちろん、追分馬子唄を唄いながら、往復約1.6kmの追分宿を練り歩きます。
吾輩わがはいは猫である。
名前はまだ無い。
どこで生れたかとんと見当けんとうがつかぬ。
何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。
吾輩はここで始めて人間というものを見た。
しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪どうあくな種族であったそうだ。
どこで生れたかとんと見当けんとうがつかぬ。
何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。
吾輩はここで始めて人間というものを見た。
しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪どうあくな種族であったそうだ。
吾輩わがはいは猫である。
しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。
ただ彼の掌てのひらに載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあったばかりである。
掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのがいわゆる人間というものの見始みはじめであろう。
この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。
第一毛をもって装飾されべきはずの顔がつるつるしてまるで薬缶やかんだ。
その後ご猫にもだいぶ逢あったがこんな片輪かたわには一度も出会でくわした事がない。
のみならず顔の真中があまりに突起している。
そうしてその穴の中から時々ぷうぷうと煙けむりを吹く。
どうも咽むせぽくて実に弱った。
これが人間の飲む煙草たばこというものである事はようやくこの頃知った。
ただ彼の掌てのひらに載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあったばかりである。
掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのがいわゆる人間というものの見始みはじめであろう。
この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。
第一毛をもって装飾されべきはずの顔がつるつるしてまるで薬缶やかんだ。
その後ご猫にもだいぶ逢あったがこんな片輪かたわには一度も出会でくわした事がない。
のみならず顔の真中があまりに突起している。
そうしてその穴の中から時々ぷうぷうと煙けむりを吹く。
どうも咽むせぽくて実に弱った。
これが人間の飲む煙草たばこというものである事はようやくこの頃知った。
基本情報
名称
しなの追分馬子唄道中